夜勤でも摂取カロリーをコントロールすればダイエットできる!
看護師や警察官、警備員、工場勤務者など、夜勤がある人にとって深刻なのが不規則な勤務形態による健康状態ですね。
とくに、夜勤の間に小腹が空いてお菓子などをつまんだり、缶コーヒーを飲んだり、知らず知らずのうちに色々な間食をしてしまいがちです。
間食で食べるものは甘くカロリーが高いし、揚げ物の多いコンビニ弁当を食べたりと、それほどたくさん食べていないように思っても、カロリー的にはかなり高カロリーであることが多いのです。
夜勤のせいで太ってしまい、ダイエットしなければ!と思っている方は結構多いのではないでしょうか?
夜勤であってもダイエットに関する原則は全く同じです。
すなわち、摂取カロリーを消費カロリーより小さくするということです。
これさえ守れば、夜勤を続けていても必ずダイエットできます。
ただ、不規則な生活サイクルによって、知らず知らずのうちに食事の自己管理が甘くなってしまいがちで、自分で思っているよりもカロリーオーバーになってしまうのです。
寝る前の食事は太る原因にならない
一般に信じられていることの中に「寝る直前(あるいは寝る3時間前以内)に食事をすると太りやすい」ということがあります。
ですが、これは必ずしも真実ではなさそうです。
少し考えてみましょう。
同じ午後12時就寝で、7時に夕食をとる人と、11時に夕食をとる人がいます。
7時の人は、昼食の12時から7時間しか経っていませんが、11時の人は、昼食から11時間も経っています。
2人の差である4時間の間に、11時の人は何も食べずにカロリーを消費しています。
どこからカロリーが出るのか?それは体脂肪からです。
11時の人は、夕食にありつけるまでに、7時の人よりも多くの体脂肪を消費して活動しているのです。
食事から寝るまでの間が短いため、
一方、7時の人は夕食までの時間は短いので、この時点では11時の人よりも摂取カロリーは多いです。
ですが、ここから寝るまでの間、夕食が消化され、血液中に流れている糖や脂肪酸を消費して活動します。
そしてその分、体脂肪へと変換されるカロリーは少なくなります。
結局、何時に食べようと、摂取カロリーが一緒であれば、同じことになります。
食べた直後から消費されるのか、次の日の夕食前に消費されるのかの違いでしかありません。
「いったん体脂肪になったら燃焼されにくくなるのでは?」と思う人がいるかもしれませんが、同じ活動量であれば間違いなく同じだけのカロリーを消費します。
同じだけのカロリーを消費するのであれば、最終的な結果は全く同じです。
ただ一つ、11時の人が不利な点は、昼食と夕食との時間が空きすぎているため、途中で小腹が減ってしまい、お菓子か何かを食べてしまう可能性が大という点です。
これは間違いなくカロリーオーバーの原因となります。
「深夜に食事を食べると太りやすくなる」というのは、このことが根拠ではないでしょうか?
太るのが深夜の食事そのものではなく、遅い食事にガマンできずに間食してしまうことが本当の原因であるならば、食事の量とタイミングをしっかりと管理すれば、夜勤従事者でも太ってしまうことなく、ダイエットできるのではないでしょうか?
夜勤従事者の具体的なダイエット方法
時差が避けられない水平移動のフライトでは、到着先の時間に合わせて機内食が出されます。
これを応用して、夜勤に入る日には、夜勤シフトに合わせた時間に食事をします。
つまり、通常は寝る12時間前に昼食、4時間前に夕食であるならば、夜勤明けで寝る12時間前と4時間前にそれぞれ食事するようにします。
ただ、この方法だと食事と食事の時間が異様に空いてしまい現実的でない場合もあります。
また、勤務時間と重なっている場合もあるでしょう。
その際は1回の食事を軽めの食事2回に分けるなど調節してください。
とはいっても、何も考えずに2回に分けるとカロリーオーバーに陥りやすいです。
なので2回のうち、1回は軽めの食事、もう1回はサラダのみとかヨーグルトのみ、あるいはスムージーとか、低カロリーな間食に徹してください。
パン、特に菓子パンは手軽に食べられるので、間食として食べられることが多いと思います。
ですがカロリーが極めて高いので避けるようにしてください。栄養価も良くありません。
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