マクドナルドが悪いのではない。太るかどうかはあなたの選択次第
一般に高カロリー・高脂肪でダイエットの敵というイメージの強い(マクドナルドを1ヶ月食べ続けた結果、メタボになった映画監督のドキュメンタリー映画がありましたね)マクドナルドですが、上の動画は反対に、マクドナルドを90日間食べ続けたにも関わらず、ダイエットに成功した教師の話です。
この教師は「マクドナルドのハンバーガーを食べ続けても、カロリーコントロールさえ行っていれば、ダイエットできる」という仮説を立て、自分自身を実験台として、それを検証したのです。
このマクドナルドダイエット実験を行うにあたって、彼が決めたルールは次のとおりです。
- 1日の摂取カロリーを2000kcalを超えないようにする(マクドナルドのカロリーを参照)
- 1日45分間の有酸素運動(ウォーキング)を実施する
たったこれだけ。
カロリー制限さえ守れば、どんなものを食べてもよしとしました(サラダも食べていたようですが)。
そして、このマクドナルドダイエットを90日間続けた結果、体重を17kgも減らすことに成功したのです!!
このダイエットのポイントは、
カロリー制限を厳密に守り、さらに運動を行ったことで、ダイエットの鉄則である
消費カロリー>摂取カロリー
を毎日忠実に実行したことです。
高カロリー・高脂肪のイメージの強いマクドナルドのメニューでも、消費・摂取カロリーさえしっかり管理すればダイエットは不可能ではないということをこの男性教師は証明して見せたのです。
動画を見れば分かりますが、ダイエットを始める前の男性はお腹ポッコリの典型的な内蔵脂肪型肥満。
3ヶ月で17kgはかなりのハイペースですが、最初の状態の体脂肪率がかなり高いということもあり、このようなハイペースでのダイエットが可能であったと思われます。
つまり、もともと、かなりのオーバーカロリー状態であったため、適切なカロリー摂取量にするだけでも、かなりのダイエット効果があったのでしょう。
また、45分のウォーキングについてですが、この男性の体重やウォーキング強度を推察すると、だいたい大雑把に言って、200-300kcal程度のカロリー消費となります。
簡単に言うと、同じ速度で歩く場合、体重が重いほど消費カロリーは大きくなります。
このことから、この男性と同じダイエットをしたからといって、誰もが同じだけの効果を得られるわけではないことはご注意ください。
ただ、「消費カロリー>摂取カロリー」という、ダイエットについてのシンプルで、重要な原則は誰にとっても当てはまります!
最後に、このマクドナルドダイエットについて一言いうと、ビタミンやミネラルの摂取については、ファーストフードである以上、どうしても限界がありますね。
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