ジョギングvsウォーキングvs水泳 効果的なのは?
ダイエットのための運動では有酸素運動が大事と言いますが、有酸素運動にも色々ありますよね?
代表的なのは、ウォーキング・ジョギング・ランニング・水泳・エアロビクス・自転車・ボクササイズ・ノルディックウォーキングといったところでしょうか?
で、どれがダイエットに効果的かというと「決まった答はありません」です。
ダイエット効果は、「その運動で消費されるカロリー」で決まるのですが、運動強度が高ければ一定の時間で消費されるカロリーは大きくなりますし、運動時間が長ければ長いほど、その運動全体での消費カロリーは多くなります。
つまり、「消費カロリー=運動強度×運動時間」ということにりますね(単位系がおかしいのはご容赦を)。
ここで重要なことが2つ。
- 運動強度は運動の種類というよりも、むしろ、その運動をどのくらいの強さ(ペース・激しさ)で行ったかで決まる。
- 運動強度が高いほど運動時間は短くなる。
まず1つめなのですが、よく「水泳のほうがジョギングよりもダイエットに効果的」などと言いますね。
そして、それぞれの30分あたりの消費カロリーなんかを数字で出して、比較しています。
しかし、大切なのは「水泳とジョギング、それぞれをどのくらいのペースで行ったか」で強度が決まるということです。
頑張って泳げば、タラタラとジョギングするよりも運動強度が高いのは明らかですし、逆にのんびり泳げば速いペースでジョギングするよりも運動強度は低いです。
運動強度って相対的なものです。
「この運動はあの運動よりも効果的」ということはありません。効果は運動強度で決まるのです。
もっとも、運動の種類によって、よく使う筋肉の部位は違いますから、そういう意味ではたとえば「ボクササイズは自転車よりも上半身に効く」ということはあります。
ただ、ダイエット効果の根本である消費カロリーについては、その運動を行う強度(ペース・激しさ)で決まるのです。
また、2つ目の「運動強度が高いほど運動時間は短くなる」ですが、これは皆さん、経験的にお分かりかと思います。
運動が激しければ激しいほど、スタミナ切れして長くできませんよね?
一例ですが、ジョギングで30分で200kcalを消費したとしましょう。
半分の運動強度なら、単純に言うと30分で100kcalの消費カロリーなので、ダイエット効果も半分ということになります。
ただ、半分の強度になった場合、長く続けやすいので、運動時間を1時間にしましょう。
すると、200kcal消費することになります。
ポイントは、一定時間あたりの消費カロリーが低くなりすぎず、かつ、運動が長く続けれらないほど強度が高くなりすぎないペースを見つけることです。
つまり、「運動強度×運動時間」が一番大きくなるようなペースを見つけるということです。
心理的には、やっていて楽しい運動、得意な運動であれば、時間の経つのが早いし、つらさも感じにくいので、より楽に消費カロリーを大きくすることができますね!
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