バナナダイエットとは?
バナナダイエットとは、2008年にみのもんたさんが司会を務める「おもいっきりテレビ」で紹介されたダイエットで、バナナを食べることによるダイエット方法です。
2007年の納豆ダイエットのように、スーパーからバナナが消えてしまうほどの人気となったダイエット方法です。
バナナダイエットの方法
バナナダイエットの方法は非常にシンプルで、朝食にバナナを1本か2本食べ、水を飲むというものです。
朝食はバナナと水以外は何も食べず、昼食と夕食は通常どおり食べても良いというものです。
バナナダイエットの効果
バナナのカロリーは1本あたりおよそ80から100キロカロリー程度です。
また、炭水化物や脂質の代謝(燃焼)に利用されるビタミンB群や、食物繊維、カリウムなどのミネラルが豊富に含まれています。
ご飯のカロリーが茶碗1杯(150gとして)約250キロカロリー、食パンのカロリーは1枚(6枚切り)で約160キロカロリーです。
食パンにはたいてい、バターかジャムを塗るので、もう少しカロリーは上乗せする必要がありますが、カロリー面ではバナナ2本で食パン一枚と大体同じになりますね。
ちなみに、メロンパン1個で400kcalです(多くの菓子パンは1個のカロリーが300-400kcalほどあります)。
なので朝食に菓子パンを食べる人だと、バナナダイエットでかなりのカロリー減の効果が期待できますね。
バナナダイエットの口コミ
思いっきりテレビで紹介されたことで有名になったバナナダイエットですが、mixiでもバナナダイエットの成功体験談などの口コミが知られています。
また、オペラ歌手の森公美子さんはかつて、1カ月半のバナナダイエットの結果、体重が-7kg、ウエストが-9cmのダイエットに成功しています。
バナナダイエットの注意点
バナナダイエットでは、「昼食と夕食は通常通り」というところがポイントで、通常どおりだからといって油断すると、ついつい食べ過ぎてしまい、朝食で少なめだった摂取カロリーが、昼食と夕食で元に戻ってしまいます。
また、ビタミンB群は脂肪燃焼を活性化するという俗説がありますが、ビタミンBをたくさん摂取したからといって、いつも以上に脂肪燃焼が活性化することはありません。
バナナダイエットは単品ダイエットのため、栄養の偏りの危険性が指摘されますが、単品なのは朝食だけなので、その点についてはそれほど神経質になることはないと思われます。
(バナナだけだとタンパク質の摂取が期待できません。昼食や夕食で補いましょう。あるいはプロテインを飲むというのもいいでしょうね)
スムージーダイエットに人気があるようですが、基本的な考え方はバナナダイエットと同じです。
どちらも、3食のうち1食を低カロリー食品で置き換えるダイエットです。
菓子パンなど、実は高カロリーでビタミン類の少ない朝食を何となく食べてしまうよりも合理的です。
まとめ
- バナナダイエットとは、置き換えダイエットである。
- 普段の食事にバナナを追加するのではなく、普段の食事の「代わりに」バナナを食べる(朝食がおすすめ)。
- バナナのカロリーは小さいもので80kcal、大きいもので100kcal程度である。
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