ようこそ! 「ダイエット情報の見抜きかた」へ
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はじめに

2007年1月、某健康情報系のテレビ番組で放送された内容が捏造であることが発覚しました。
事態はその回だけにとどまらず、他の回の放送分でもねつ造や、不適切な引用などが次々と発覚するという不祥事に至りました。

「Yahoo!リサーチ」の調査によると、その番組で放送された健康法を試したことのある人は58%にものぼり、その社会的影響ははかりしれません。

 

私は、運動・健康科学を研究していますので、一応は「専門家」の端くれです。
ですので、「あるある大事典」で放送されている、健康科学の内容については一通りの知識を持っていますし、 科学実験を行う時に守るべき基本も知っているつもりです。

以前からダイエット・健康情報番組を見るにつけ、実験条件の設定の不適切さや、通常ありえない実験結果、拡大解釈、 研究者のコメントのねじ曲げた解釈などに疑問を感じていました。ダイエット情報の見抜き方
たしかに限られた放送時間で視聴者にわかりやすく、インパクトを持って説明するためには、 実験設定などを事細かに説明するわけにはいかないでしょう。
しかし、それを差し引いたとしても、これはどう考えてもおかしい、結果の意図的な操作があるのでは?と疑問を抱いていました。

そんな折、捏造が発覚しました。

 

私自身、このようなダイエット・健康情報系番組には懐疑的ですので、あまりこの手の番組を見ることはありません。
しかし、中にはちゃんと検証されて作られた番組もあるようです。
このようなまじめな番組まで疑惑の目にさらされる、また、番組に出演していた研究者まで疑惑の目にさらされるのは残念なことです。

番組が信頼できるものかどうか、専門知識を持たない、一般の方には判断が難しいと思います。
そこで、このサイトでは、私がどのような観点で番組の信頼性を判断しているか、その判断基準をご説明します。
長文になりますが、できるだけかいつまんで説明したつもりです。

 

捏造問題によって、その番組が放送打ち切りになったとはいえ、ダイエットや健康情報系の番組はこれからも絶えることはないでしょう。
健康であることは誰しもが願っていることですから。
ダイエット情報の見抜き方しかし、これからも同じような事態が再発するとも限りませんし、多かれ少なかれ、 他の番組もこのようなことはあり得る、と私は見ています。


誤った情報に左右されない方法は「視聴者自身が番組の信頼性を見抜く目」を持つことです。
このサイトを訪問された皆さんがそのような目を持ち、情報に踊らされず、本当に健康に生きていくための知識を手に入れることを願っています。
そして、全てのダイエット・健康系情報番組が、視聴者に正しい情報を伝え、視聴者に有用な番組となることを心から願っています。

 

このホームページがそのために、ほんの少しでも役立てはこれに勝る喜びはありません。

 

2007年2月

「ダイエット情報ウソの見抜き方-健康情報番組捏造事件に学ぶ」
サイト管理人

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